第5話 ─ 成功する投資家が必ず持っている「融資戦略」という武器

不動産投資は「物件選びが9割」と言われることがありますが、私たちはそうは思っていません。実際には、**物件選び × 融資戦略の掛け算が“真の9割”**です。同じ物件でも、融資の組み方ひとつでキャッシュフローは大きく変わり、運用の安定度までも左右します。
私たちが融資を考える際に最も重視するのは、金利よりも**返済比率(返済負担率)**です。どれだけ金利が低くても、返済比率が高ければ手元に残るキャッシュは薄くなります。逆に、金利が少し高くても返済期間を適切に調整すれば、月々の余力は十分に確保できます。この“余力”こそが、突発的な修繕や空室に耐えられる投資家と、そうでない投資家を分けるポイントです。
また、融資戦略は銀行選びでも大きく変わります。地方銀行・信用金庫・ノンバンク──それぞれ得意分野も基準も異なります。私たちが複数物件を取得できたのは、銀行の“融資姿勢のクセ”を理解し、物件ごとに最適な金融機関を選んできたからです。
さらに重要なのは、銀行に提出する資料の質です。物件の収支表、過去の実績、運用方針を丁寧に示すことで、単なる「申込者」から「信頼できる投資家」に変わります。この差が、条件の良い融資を引けるかどうかを決定づけます。
次回は、多くの初心者が悩む**「利回りの本当の見方」**について、私たちの実践基準を公開します。数字のトリックを見抜けるようになれば、不動産投資は一気に安全になります。


