第2話 ─ 9割の人が誤解している“良い物件”の条件
不動産投資で最初に直面する大きな壁が「物件選び」です。多くの初心者は利回りの数字に目を奪われがちですが、私たちが実際に運用してきた経験から言えるのは、表面利回りだけで物件の良し悪しは絶対に判断できないということです。同じ利回り7%でも、10年後の価値が保たれる物件と、維持が難しくなる物件では、最終的な収益が大きく異なります。
私たちが物件を見るとき、最初に確認するのは「数字」ではなく「需要の質」です。入居者層はどんな人か、単身なのかファミリーなのか、勤め先は近いか、周辺の生活導線はどうか。これらは表面には出てこない情報ですが、長期運用で安定性を大きく左右します。実際、私たちが今保有している物件の中でも、数字上は地味だったものが“入居が切れない優良資産”に化けたケースがありました。理由はシンプルで、その物件が「生活動線の中心」に位置していたからです。


逆に、利回りが高く見える物件に飛びついた結果、修繕費や管理難度で収益が薄くなる例は珍しくありません。表面利回りは“あくまで入り口”であって、投資の本質は「長期で見たキャッシュフローの安定性」です。
次回は、私たちが実際に行っている「エリア分析の手順」と「失敗しない物件の見抜き方」を具体的にお伝えします。不動産投資の成功は、物件選びの基準が決まった瞬間から始まります。その軸を一緒に固めていきましょう。

